熊本県荒尾市で女性の陶工がお一人で作陶しています。広い道路から外れた、細く、草がたくさん生えた道をガタガタと行くと工房に到着します。
福田さんの父、福田豊水さんが始めた小代瑞穂窯。2代目の福田るいさんが作るうつわは面白い視点のものが多く、日常でこんなのあったらいいなーというものを形にして楽しんでいるような雰囲気があります。ユニークなアイテムが多いです。
福田さんは大学卒業後、益子の島岡達三氏のところで修行されました。一度は、女だからダメだと断られたそうですが、自ら説得して弟子にしてもらったそうです。パワフルです。
パワフルで優しく、何事も楽しんでいるような印象の福田さん。せっかく来てくれたからには楽しんで帰ってもらいたいと、時間が許す限り工房周辺の素敵な場所に連れ回してくださいました。
お祖父様の代から始まったビアガーデンも経営しており、夏だけオープンします。「初めはビアガーデンなんて継ぎたくなかった」とおっしゃっていた福田さん。しかし今ではビアガーデンで使うこんなうつわがあったらいいのでは、と楽しみながら制作と両立されています。ただただカッコ良いなーと感じてしまう陶工です。
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