そろそろ夏の終わりを意識し始める8月後半。しかしまだまだ暑いし、蝉も鳴いている。そんな夏の余韻にピッタリな陶器。熊本県で女性一人、窯を継承した福田るいさんが作る小代瑞穂窯のうつわは、小代焼らしい雪解けを連想させるような美しさがあり華やかで、暑い日に使いたくなるような爽やかさもあります。
福田さんの作り出す色味は真夏のような爽やかさも感じられますが、夏の終わりを連想させるような落ち着いた印象も持ち合わせています。
日々の生活でこれは面白そう、と閃いたものはどんどん形にしていってしまう福田さん。「使い方はその人次第、使い方までは提示しません」と仰る彼女が作り出すものはちょっと面白いものが多いです。
これは何に使うのですか?とよく聞かれる片口の小さい小鉢。冷奴を入れてみると水切りがスムーズにできてちょっと得した気分になりました。日々楽しく過ごしている福田さんは何に使っているのか、今度聞いてみようと思います。
人気の鎬(しのぎ)の平皿は小代焼らしい爽やかな色味と、鎬の華やかさがテンションを上げてくれます。小代瑞穂窯のうつわは厚みもしっかりとしているので華やかでありつつも、日常でガシガシ使えます。
「今が楽しくて仕方がない」と仰っていた福田さん。楽しんでいる人が作り出すものはやっぱり面白いです。そんな福田さんのパワーを分けてもらえそうで、我が家でも彼女のうつわを度々手にとってしまいます。
No responses yet