穂生窯の土づくり
陶器のうつわは土から作られています。
土を精製し粘土にしてから、ろくろなどで成形します。
自ら土を精製し粘土状にしてから作陶する窯元、精製された土を使って作陶する窯元、様々ですが穂生窯のうつわは全てお二人で土づくりから行っています。
まず、山から採った土を水と一緒に水簸場という大きな水槽のような場所に入れて攪拌します。
温泉の湯もみのような板を使ってまぜまぜします。
攪拌して泥水になったものを隣のスペースに手作業で移し、網で濾します。
深さがあるのでかなり大変な作業だそうです。
網ごしして小さなゴミや石が取り除けたら日にちを置いて、水槽に沈殿した土を天日干しします。
乾いた土を捏ねたら粘土の完成です。